購入した中古車が故障したときの原因と対策

中古車と言っても、それなりに高い買い物になります。せっかく購入したのにも関わらず、すぐに故障してしまっては台無しです。実際のところ、安い中古車を買って、その後すぐに故障したケースは良くあります。ですから、故障しやすい中古車の特徴を理解しておくことが大切です。

そこで今回は、中古車が故障する原因と対策について解説します。

故障する可能性のある中古車の特徴

故障しやすい中古車には、それなりの特徴が見受けられます。

【法定整備を受けていない車】

1つ目は、「法定整備を受けていない」ことです。法定整備には、「24ヵ月点検」と「12ヵ月点検」があります。24ヵ月点検は車検のときに一緒に行うのが一般的です。

しかし、12ヵ月点検の場合は、車検のように強制されることはないため、受けなかったり忘れてしまったりすることが多いです。

【修復歴のある車】

2つ目は、「修復歴のある車」です。修復歴車とは、「事故や災害などで、主要となる骨格部分に損傷を受けた車のこと」です。また、損傷を受けたところを修理した場合も、修復歴車になります。

あまり修復歴車という言葉が聞き慣れないかもしれませんが、要するに事故車のことです。事故車の場合、購入後の故障率は、おおよそ4割程度と言われています。つまり、それだけ修復歴のある車は故障するリスクが高いということです。

年式の割に走行距離が少ない車

3つ目は、「走行距離が少ない」ことです。一般的には、走行距離が少ない中古車のほうが、コンディションが良いと考えられています。確かに、走行距離が少ないほうが、部品が劣化しにくいというのは事実です。

しかし、あまりにも乗られていない車というのも問題です。なぜなら、車はある程度動かすことで正常なコンディションを保てるからです。たとえば、長い間エンジンを動かさないと、その内にかからなくなってしまうことがあります。ですから、「走行距離が少なければいい」ということでもないのです。

走行距離の目安は、1年で1万km程度と考えておきましょう。たとえば、5年落ちの中古車の場合は、5万km程度が妥当な走行距離です。しかし、5年落ちの中古車の走行距離が2万kmと少ない場合は、コンディションを疑ってみる必要があります。

現状販売で売られている車

通常であれば、車の状態を細かく点検して、安全をしっかり確認したうえで販売されます。そのほうが安全ですし、購入者の満足度も高くなるので、ほとんどの販売店では整備がされます。

しかし、なかには整備をほとんどせずに、そのまま中古車を販売しているところもあります。いわゆる「現状販売」です。たとえば、エアコンが壊れているのにそのまま売ったり、エンジンから異音がするのに整備をせずに売ったりするケースがあります。

このような現状販売されている中古車は、当然ながら、その後の故障リスクが高くなります。せっかく安く購入したのに、あとの修理費がかえって高くなってしまう可能性もあります。

故障リスクの高い中古車を回避する方法

実際のところ、故障しやすい中古車でも販売されているのが現状です。ですから、そのような中古車は選ばないのが賢明です。しかし、どこに気をつければ良いのでしょうか。

まず大前提として、購入前に車の状態をしっかり確認することが必須です。車のコンディションをチェックする方法を知っている人はほとんどいません。そのため、中古車を選ぶときは、実際に目で見ただけで決めてしまうケースが多いです。

しかし、これは危険です。買ってもらうために外装をキレイにしてある中古車は多いです。しかし、キレイな車が良いコンディションとは限りません。ですから、中古車を買うときは、必ず試乗することが重要になります。

「試乗して何が分かるの?」と思うかもしれませんが、その車の不具合を確かめるには必須です。見た目で判断できない場合でも、乗れば感覚的に「おかしい点」に気づけることも良くあります。

たとえば、「車が傾いている気がする」「ハンドルが取られる」「エンジンから異音がする」「まっすぐ走行するのが難しく感じる」などの特徴を感じることがあります。その具体的な原因が分からなくても、違和感があるということは、やはりどこかおかしいのです。

素人目では細かくチェックするのは難しいです。しかし、試乗をすれば、不具合があった場合、それを感覚的に掴むことができます。ですから、中古車の購入を決める前に、必ず試乗はしてください。

良いコンディションの中古車を選ぶために

中古車を選ぶ際、まずは法定点検がしっかり行われていたかを確認しましょう。メンテナンス手帳があれば、それを見るのが確実です。ただ、もし購入時に車検を通す必要があれば、その際にしっかり点検が行われるので心配する必要はありません。

また、修復歴の有無も確認しましょう。修復歴がある車は、そのことを情報として購入者に伝えなければいけません。ですから、見た目で分からなくても、店員から教えてくれるか、またはプライスボードなどに書かれてるケースがほとんどです。

しかし稀に、修復歴を隠して販売している悪質な業者もいます。ですから、念のため、修復歴の有無は自分から確認しておくと良いです。そもそも、修復歴を隠すような業者では、中古車を買わないようにするのが賢明です。

また、年式と走行距離のバランスも見てみましょう。年式に比べてあまりにも走行距離が多い場合は、その中古車を選ばないほうが良いです。また同様に、走行距離が少なすぎる中古車も避けるべきです。

保証内容も要チェック!

これらのポイントに気をつければ、故障するリスクの高い中古車を選んでしまうことは避けられるはずです。しかし、あくまでも素人目線の判断になりますから、「絶対に大丈夫」とは言い切れません。

ですから、販売店の保証内容にも注目してみてください。中古車販売店でも、購入後の保証をつけているのが一般的です。万が一、購入したあとに故障してしまっても、保証がついていれば無料で修理してもらうことができます。どのような中古車を買う場合でも、保証内容は非常に重要です。