中古車を購入する場合、車検が長く残っているほうがお得?

中古車を買うとき、ほとんどの人は車検が長く残っているほうがお得に感じるかと思います。また、中古車のなかには「車検2年付き」と書かれているものがあります。結局のところ、「車検が残ってる中古車」と「車検2年付きの中古車」では、どちらがお得に購入できるのでしょうか。

ここでは、中古車を買う際に注目したい「車検の残り期間」について解説します。

「車検2年付き」の中古車とは?

販売されている中古車のなかには、「車検2年付き」と書かれているものがあります。これは、「車検にかかる費用がすべて含まれている」という意味ではありません。この意味は、「車検を通すための整備にかかる費用が含まれている」ということになります。したがって、「車検代行費用」や「自賠責保険料」などの税金関係の費用がかかります

つまり、簡単に言えば、「納車する前に車検に通す必要がありますよ」ということを説明しているに過ぎません。決して、「車検費用がお得になる」ということではないのです。

「車検2年付き」の中古車のメリットは、車検が2年間フルに付いた状態で乗りは始めることができるという点です。また、購入と車検の手続きを一緒に済ませることができるのもメリットです。

「車検残り」の中古車とは?

これは、言葉のとおり、「その中古車には、まだ車検が残っている」という意味になります。したがって、このような中古車を買う場合は、購入時に車検を通す必要はありません

ただし、販売店で売られているときでも、その中古車の車検有効期限は刻々と迫ってきます。そのため、購入後、車検の有効期限が来たら、その時点で改めて車検を通すことになります。

また、「車検が残っている中古車」はお得に感じます。しかし、実際のところは、その分の価値が上乗せされた金額になっていることが多いです。ですから、車検が残っているからといって、決してお得な中古車というわけではないのです。

「検なし」の中古車とは?

また、「検なし」と表示されている中古車もあります。この意味はそのままですが、「車検が付いていない」ということになります。ですから、その中古車を買う場合は、車検を通す必要があります。

ただ、この表記の違いは「車検費用を含めているか含めていないか」だけです。ですから、「車検2年付き」と「検なし」はどちらも車検を通すということに違いはありません。また、費用においても表示の違いはありますが、どちらがお得ということもありません。

どの中古車が一番お得?

販売されている中古車には、車検に関して、このような表記の違いがあります。それでは、どの中古車が一番お得と言えるのでしょうか。

前述のとおり、「車検2年付き」または「検なし」と書かれている中古車は、どちらも車検が付いていない状態を意味します。つまり、購入時には、改めて車検を通す必要があります。価格の表記に違いはありますが、「車検費用がかかる」という点においては同じことです。

それでは、車検の有効期限が残っている中古車の場合はどうでしょうか。一見、車検が残っているので得なように感じます。確かに、車間が残っていれば、購入時に車検を通す必要はありません。しかし、車検の期限が来たら、その時点で車検を通すことに違いはありません。

さらに、注意しておきたいポイントがあります。それは、車両価格が「車検の残りを加味した金額」になっていると言うことです。つまり、車検期間が長ければ、それだけ車両価格が高くなっているということです。

したがって、中古車を買う場合は、車検の残り期間をあまり気にする必要はありません。車検が付いていなければ、通すための費用はかかります。また、車検が残っている車でも、その価値を付加した金額になっています。つまり、中古車は「車検の有無」を反映した、それ相応の値段になっているということです。

車検が残っている中古車を買うときの注意点

車検が残っている中古車には、「有効期限○○月○○日」と表記されています。この残り期間がまだ1年以上あれば、そこまで問題ではありません。

しかし、車検の残り期間は短い場合は、注意が必要です。たとえば、車検があと2ヵ月で切れてしまう中古車を買ったとします。購入後、すぐに車検を通さなければいけないため、2ヵ月後には車検費用を用意することになります。

しかし、2ヵ月後にかかってくる車検費用のことを考えずに中古車を買ってしまうケースは良くあります。この場合、中古車を購入できたのは良いですが、その後の車検費用が「払えなくなる」もしくは「払うのが苦しい」という事態にもなりかねません。

ですから、車検が残っている中古車の場合は、次の車検がいつ来るのかをしっかり理解したうえで購入することが重要です。さらに、次の車検が間近に迫っている場合は、それにかかる費用も見越して中古車を選ぶ必要があります。

まとめ

このように、中古車を購入するときは、その前後にかかってくる費用もトータルで考えることが大切です。これは、車検以外にも言えることです。

たとえば、ガソリン代を考えてみましょう。毎月の維持費を抑えるために、低燃費の車に買い替えたとします。それにより月々のガソリン代は節約できます。しかし、低燃費車は価格が高いため、トータルコストを考えると、かえって高くついてしまうケースがあります。

また、安い中古車をお得に購入したとします。しかし、購入後にトラブルが頻発して、かえって修理費用が高くなってしまうこともあります。

ですから、中古車を買う場合は、「安ければ良い」という考え方は少し危険です。その中古車のコンディションをしっかり確認したうえで、その後のトータルコストも想定しておくことが重要です。車検においてもそのような観点を持ちつつ、中古車探しをしてみましょう。