中古輸入車を購入するときの注意点と選び方

輸入車は故障しやすいというイメージを持っている人もいるかと思います。果たして実際のところ、輸入車は故障しやすいのでしょうか。

昔の外車の場合は、国産車よりも壊れやすかった

一昔前であれば、確かに輸入車は壊れやすいというイメージがありましたし、実際に壊れやすかったです。しかし、それは80~90年代の話です。90年代後半まで、ヨーロッパで生産される車は早めに部品交換する必要がありました。

たとえば、10万kmを超えた当たりで交換するタイミングベルトですが、4~5万kmで交換するケースも良くありました。

しかしながら、欧州車も「日本の故障しない車」を手本にするようになり、徐々に故障の少ない車へと変化をしてきました。もちろん、消耗に応じて部品交換は必要ですが、これは日本車も同じです。

当然ながら、中古車のほうが新車より故障や不具合が生じる可能性は高いです。しかし、このことは日本車にも言えることです。ですから、輸入車だからといって「故障しやすい」というのは昔話です。

輸入車の修理費は高い

しかし、中古輸入車のデメリットをあげるとすれば、それは「修理費の高さ」です。輸入車の場合、どうしても国産車より修理費が高くなってしまうことが大半です。修理内容にもよりますが、国産車に比べて1.5倍ほどの修理費がかかります。

ただ、輸入車の部品が特別高いというわけではありません。結論から言うと、輸入車の場合、ディーラーまたはディーラー直営の修理工場での「修理における工賃」が高いのです。つまり、輸入車の修理が高いというのは、工賃が原因だったのです。

したがって、きちんと良心的に運営している工場などに頼めば、輸入車でも修理費を抑えることはできます。

輸入車を修理する工場とは?

それでは、良心的な修理工場とは、どこのことでしょうか。

一般的には、修理が必要になると正規ディーラーに持っていき、そこから直営の修理工場に運ばれます。輸入車を修理する場合、その車を購入した直営店に出すのが一番安心できるからです。

確かに、保証による修理やリコール修理であれば、その輸入車を購入したお店に修理を依頼するべきです。しかし、それ以外の修理に関しては、必ずしも「購入店」に修理を依頼する必要はないのです。なぜなら、そのような場合、修理費が高額になるからです。

ですから、保証適用外の修理であれば、他で輸入車のメンテナンスを受けてくれる修理工場を探してみると良いです。その方が、修理費が安くなる可能性があります。

安い中古輸入車でも大丈夫?

ただ、今までの固定概念から、安い中古輸入車を見ると、どうしても「故障するのでは?」と心配になってしまいます。

新車と中古車の価格差に注目しよう!

たとえば、新車価格800万円の輸入車が、中古車として50万円で売られていたとします。この場合は、価格差があまりにも激しいため、中古車のコンディションはあまり良くないことが想像できます。

しかし、新車価格が300万円の輸入車が50万円で売られていたらどうでしょうか。その程度の価格差であれば、国産車でも十分に考えられる範囲です。ですから、この場合は、中古車のコンディションをそこまで心配する必要はありません。

重要なのは、新車に比べてどれだけ値段が下がっているかということです。価格差が大きい場合は、それなりに状態が悪い(古い)ということが想像できます。しかし、「300万円→50万円」程度の落差であれば、中古車としてまだまだ使える状態のものが多いです。

ですから、輸入車の中古を探すときは、新車価格と比べて、どの程度値段が下がっているかというポイントに注目してみましょう。そうすれば、素人目で車の状態を判断できなくても、その中古車のポテンシャルがどの程度のものなのか想像することはできます。

中古車はやはり低走行車が有利

どの車でも、走れば走るだけ消耗して劣化するものです。そのため、走行距離が多い中古車は、それなりに劣化していることが想像できます。ですから基本的には、走行距離ができるだけ少ない中古車を探すのが正解です。

しかし、走行距離が少なければ良いというものではありません。「年式が古いのに走行距離が少ない車」というのは、あまり使われなかった車ということです。ただ、車はある程度動くことでコンディションを保つことができます。

したがって、走行距離が年式の割に少なすぎる場合は、それはそれで注意が必要になります。ですから、ただ「低走行車」を探すのではなく、年式とのバランスを見ることが重要です。一般的には、1年間の走行距離の目安は1万kmと考えておきましょう。

たとえば、年式5年の車は、走行距離5万kmが妥当です。これが2万kmとなると少なすぎるため、コンディションを疑ってみる必要がありいます。また、10万kmともなると、これは過走行になります。この場合、年式の割に劣化している可能性が非常に高いため、できれば選ばないほうが良いです。

まとめ

輸入車は壊れやすいというイメージは昔のものです。今では国産車と変わらないほど、耐久性に優れた車種が大半です。ですから、中古の輸入車でも、予算内であれば選択肢に入れても全く問題ありません。

ただし、新車価格と比べて、あまりにも安くなっている中古車は要注意です。よほど古いモデルか、エンジン回りにトラブルを抱えている可能性があります。

以上のことから、中古輸入車も選択肢に入れるのは大賛成です。輸入車は、オーナーの満足度も特別なものがあります。ただ、選ぶときは、上記で説明したポイントに注意して探してみてください。きっと満足のいく中古車が見つかるはずです。